macOS High Siera 超クラッシュ!〜APFSはやっぱり何かやばい気がする〜macOS Sieraにダウングレードして様子見
吹き飛んだ macOS High Siera のディスクボリューム
2011mac mini:OS X10.9.5のアップグレードから大きなトラブルにも遭遇せず着々環境整備してきたmacOS High Siera、10.13.4→10.13.6アップデートして10日後の先週末クラッシュいたしました。再起動させると別ボリュームのOS X10.9が起ち上がります。当然SSD・APFSフォーマットであるmacOS High SieraのボリュームはFinder上では見えません。
- 【オプションキー + 再起動】で復元用ディスクは表示されません。※当然【⌘R + 再起動】リカバリーモードではインターネットリカバリーモードになってしまいます。
- OS X10.9【移行アシスト.app】を使ってTimemachineのバックアップデータからディスクボリュームを復旧させようと考えましたが.、OS X10.9からは何故だかTimemachineにあるmacOS High Sieraのディスクボリュームのバックアップデータが見つかりません。
- 【USB版macOS High Sieraインストーラー】から起動、ディスクユーティリティーでクラッシュボリュームを覗いてみると「未フォーマットのディスクボリューム」になっており、ディスクユーティリティーではなんともしようがない状態を確認。
【クラッシュ原因考察〜推定】
クラッシュしたのが「PRAM リセット直後」なのが気になってCarbon Copy Clonerのバックアップデータを調べ直してみると心当たりがみつかりました。サードパーティー製SSD
TrimEnabler
PRAM リセットYosemite以降、この組み合わせでディスクデータが失われる可能性が指摘されていました。そもそもOSX10.9からのアップグレードだったのでTrimEnablerの存在をすっかり忘れていたのが運の尽きとも言えます。
対策としてTrim Senseiを併用するか、【Trimforce】コマンド操作する必要がありました。 - クラッシュしたSSDディスクボリュームを消去・再フォーマット(APFS)後、TimemachineにあるmacOS High Sieraのディスクボリュームバックアップデータを使って復旧インストール。
- 見かけmacOS High Sieraディスクボリュームは復旧したのですが、iCloud認証を何度も尋ねてくるなど同期が不安定だったり、iCloudDriveの【デスクトップフォルダと書類フォルダ】が動作しなかったりと、Timemachineからの復旧は不完全でした。
こんな時のためにCarbon Copy ClonerでmacOS High SieraディスクボリュームのSpardiskバックアップもとってあるのですが、クラッシュ以外にも不可解な不具合が頻発するので、とりあえずmacOS High Sieraを使うのを止めました。
現在 2011mac miniは、macOS Siera & Server5.2で復旧させて運用中です。
不信の macOS High Siera
クラッシュした直接的原因は上記のとおりなんですが、2011 mac miniのSSDにmacOS High Sieraをインストール直後から解せない不具合はポツポツ出ていてコピー転送(APFS→HFS+)でのエラーやTimemachine関連はかなり不安定です。
- OS 10.13 High Sierraでは、Time Machineへの接続プロトコルをAFPではなくSMBに仕様変更したうえで、macOS Server同様に接続外部ストレージを他のMacのTime Machineバックアップ先に指定できる機能を追加しました。
→ 「OSStatusエラー17」連発で他のMacからTimemachineを選択出来ない【暫定対処済み〜OSのバグとしか言いようがない】
- Timemachineへの初回バックアップ終了後、検証エラーが出て再バックアップの警告(初めて見た)
→再バックアップで検証OK(HDDのread/write error ?)
- Timemachineのディスクボリュームで【修復できないエラー発生】でディスクがマウントされなくなる。10.13.4→10.13.6アップデート後に2種類のHDD(HFS+)で都合3回発生
→1台は「2018夏、酷暑に悲鳴をあげたHDDの更新」の当該HDD、もう1台は新調したSeagate なんですが、HDDケース/ケーブルを変更後も再発、その後2台とも再フォーマット&フル容量の書き込みテストでは問題が発生していません。
復元用ディスクが用意されない(場合がある)もしくは、復元用ディスクごとボリュームが破壊されてしまうmacOS 10.13 High Sierraです。
不信の APFS
macOS Siera & Server5.2で復旧後、この1週間で不具合は発生しておりません。不具合をAPFSと結びつけるのは早計かもしれませんが、iOS13からiOSデバイスに実戦投入されたとは言え、汎用周辺機材も使うMacではいまだに”実験段階”なのではなかろうか...と疑念も湧きます。
- macOS High Sierraの実力は?性能は?Sierraと徹底比較
- APFSって互換性あるの?
- High Sieraと既知の問題
- APFSフォーマットのディスクイメージでデータを失うことがある
macOS High Sierraは、フラッシュストレージデバイス上のすべてのファイルシステムを、自動的にAPFSに変換する。FileVaultボリュームも変換されるが、Fusion Driveとハードディスクドライブは変換されない。ユーザーはこの変換をオプトアウトすることはできず、High SierraバージョンのAPFSは、前のバージョンのmacOS Sierraからは読み取れなくなる。
制限付きの実験段階のバージョンの APFS が、古いバージョンの macOS (Sierra) でも、コマンドラインの diskutil ユーティリティで利用できる。HFS+が行う Unicode 正規化 を行わないという制限があるため、英語以外の言語では問題が発生する。SierraのベータバージョンのAPFSでフォーマットされたドライブは、新しいバージョンのmacOS High Sierraと互換性がなく、Time Machine、FileVault volumes、またはFusion Driveを使用できない。
2018.9.12 wiki 抜粋
未確認ながら「MacBook Pro (2018)専用のHigh Sierraでは、外部HDDでもシステムディスクとして使う場合APFSが必須となっている →-wiki-」
macOS 10.14 Mojaveでは、システムディスクとして使う場合、全てのストレージでAPFSフォーマットが必須になりました。
ホントに大丈夫か?アップル