縁もゆかりもない別のユーザーとつながる無料の電話アプリ「斉藤さん」〜これも「大きなイノベーションはバカげたアイデアに宿る」範疇の出来事なのだろうか

日経トレンディーのトレンドフォーカスに「140万DL! 大ヒットアプリ「斉藤さん」の原点はアマチュア無線!?」という記事を見つけました。聞き覚えのあるアプリ...昨年試して5件ほど電話してみたところ、記事中どおり「1〜2秒後に無言で切られてしまう」のでポイッと削除してしまったアプリ。しかしながら「大きなイノベーションはバカげたアイデアに宿る」という一例、没ネタではもったいないお話なのかもしれません。


日経トレンディー
140万DL! 大ヒットアプリ「斉藤さん」の原点はアマチュア無線!?」

「無料の電話アプリ」というだけで”DLしてみようか”という気になります。そのうえで「縁もゆかりもない別のユーザーとつながる」という特異性が、擬似的な「偶然の出会い」とか、許される「いたずら電話」を連想させていっそう興味を引きます。(記事中にある「アマチュア無線のような...」は無いなぁ)

ただ現実には電話がつながってもおもしろい展開に発展することはなく、常識的なムリムリ感を味わうことになるんですが... まぁアンチSNS系アプリと言ってもいいです。しかしながらアンチSNS系なヒトはなにも気弱な常識人というワケでもなく「如何にしたら会話を続けられるか」という粘着質な考えを巡らせるヒトもいるワケで(いたずら電話やのぞき見趣味に興味を持たないヒトはいないのだから)成功事例を作るコトをゲーム化してしまえば、こんな時代ですからアングラな口コミはけっこうなパワーを発揮するやもしれん、とは想像できます。

いろいろ考えてみると「正体の知れない誰かと繋がってみたい」というヒトもその誘惑を喚起する「斉藤さん」というアプリも、アンチSNS系というのは違ってる気もしてきます。

(続く)