OS X対応最後のmac mini Late2014モデル入手〜中古品選択の重要ポイント

10年間稼働し続ける 2011mac miniに不穏な兆候(強制再起動、モニター出力ダウン)が度々発生するようになり、PRAMリセット・SMCリセット・セーフブート等も効果なくどうやらOSシステム不調ではなくハードウエアに原因があるらしい... 先代G4やiBookが亡くなる直前の兆候に似ているとも思える。代替機を用意する時期が来たというワケです。前々から2013MacBook Airが健在のうちにと候補機を打診しておりましたら...

実質値下げの2020モデルになった最新mac miniですが、macOS catalinaしか使えません。macOS Mojave対応の2018モデルは、32ビットAPP対応の最終OSを積んだモデルですが、全ての32ビットAPPが動作するわけではありません。最新macOSでの動作確認だけのために新型macを導入するわけにもいかず、過去10年以上サポート継続の32ビットAPPが完璧に動作する最終OS XとのWブート対応のmac mini が必要になり Late2014モデル(2016出荷 OS X El Capitan搭載)を入手しました。

 

Late2014 mac mini(2016出荷モデル OS X El Capitan)
Mac mini 7,1
CPU:3.0GHzデュアルコア Intel Core i7(Turbo Boot時3.5GHz駆動 :BTO option)
Memory:16GB(1,600MHz LPDD3 :BTO option)
Strage1:1TB(5,400rpm)
Strage2:960MB SSD(SSDKIT-MacMini-14PCIe & JetDrive 820)
Intel Iris Graphics

たぶん2014モデルで持てるだけのフルチューンナップ版だと思います。

最新macOSとOS Xの両方を実行できる 2014 mac mini

Macintoshは、既にOS X→macOSで大幅に面倒な変更が行われ、2020年はハードウエア変更(Intel→ARM)に併せたmacOS Big Sur(version 11、2020)では様変わりする様相です。OS Xは事実上アップルのサポートは終了しておりますが、いろいろな不都合を抱えた昔ながらのユーザーは少なくないのではないでしょうか。

最新macOSとOS Xの両方を実行できるMacを探すとなると2012〜2015モデルになるのですが、mac miniではLate2014モデルが該当します。ただ出荷年度によってOS Xをサポートしていない個体も多いので注意が必要です。

なるべく多くのメモリ搭載機種を優先

CPUに関してはなるべく馬力のあるモノ(Intel i7:BTO option)を載せておきたいですが、それほど優先度は高くないです。旧32ビットAPP利用の場合はマルチコア利用効率が高くないので、必ずしも2012モデルのクアッドコアCPUにこだわる必要もないですし、マルチコアが威力を発揮するムービー編集・圧縮が主目的であれば最新版2018 mac miniが圧倒的です。

2014モデルはメモリー増設が出来ない仕様のため吟味が必要です。メモリー4GB搭載モデルは著しく利用が限定されるし、8GB搭載モデルでもヘビーなAPPには支障が出るので、ユーザーの利用状況によっては16GB(BTO option)搭載モデルが必要になります。(Adobe CS、Parallels等仮想APP利用では必須)さらに最新のMacでは意図的に潤沢なメモリーを搭載するようになり、これは次期macOS以降メモリー食いな環境になるんだろうな、と予感させますから、メモリーだけは多く積むにこしたことはありません。

PCle接続になりSSDが倍速動作

2014モデルではSSDがPCle接続になり理論値で言えば倍速動作する仕様に変わりました。

ストレージに関しては「SSDKIT-MacMini-14PCIe & JetDrive 820」の組み合わせで、2014モデルをOS Xで利用できます。ただJet Drive 820iでは古いOSでも利用できるようにBus InterfaceがAHCI PCIe Gen2 x2対応のSSDを採用するため転送速度が幾分削がれるようです。

またmacOS High Siera以上で利用するならば「Sintech ST-NGFF2013-C」アダプタでM.2 NVMe SSDが利用できます。※相性の問題があるので利用についてはじゅうぶん下調べが必要です。いずれにしてもLate2014より以前のモデルのSATA接続よりは転送速度は上がっているはずです。

HDDモデルの場合、PCIeスロットケーブルが内蔵されていません。別途増設する必要があります。

 

パワフルスペックな個体を組むには2012モデルの方が容易ですが、macOS Catarina以降のサポート対象機種のことを考えると、現時点で次期macOS Big Sur(version11)のアップデートサポート対象機種は発表されていません が、2018年まで出荷していた2014モデルが外される可能性は小さいのでは...と考えて、早めに準備することにしました。(2014モデルは正式サポートと発表がありました)アップルがよほど酷い仕打ちをしないならば、あと3〜4年くらいはサポートしてくれると思います。

個人的には今後、新型macを購入することは無いかもしれません。
10年前ほどアドバンテージがあるmacネイティブなアプリケーションは見当たらないし、主要アプリはほとんどより自由度の高いWindowsとのクロスプラットフォーム版が存在し、それこそ運用レベルで言えば Chrome OSで動作するGoogleアプリケーションやSNSサービスだけでもじゅうぶんではないかとも思えます。

気分的には最後のMacintosh、最後のアップルになるやもです。