我が家の選択〜ガスコンロはどこで買うのがお得?〜新製品価格は1/2、旧製品価格は1/3、未使用品価格は1/4
ガスコンロのメインバーナーが使えなくなった。
「一旦点火するもののつまみを離すと火が消える」一見電池切れ、炎センサー汚れが原因っぽいが、どちらとも対処したものの今回は駄目っぽい...
使用15年以上のロートルだし、修理しようにもおそらく交換部品は無いだろうなぁ...
新居に備え付けだったコンロが数年で駄目になって、当時は忙しくしてたせいもあってガス会社店にお任せ修理交換を依頼したのですが、大層な出費を強いられた...とウチのつれあいが記憶しておりました。今回はサブバーナーがまだ生きてて時間も取れるので、もう少し賢く立ち回ってみたいと馴染みのまったく無い「ガスコンロ」調べをはじめました。
15年以上前のガスコンロ、機能としては昭和時代のモノに毛が生えたくらいだった
「こんなんがイイ!」とガラス台の最新版ビルトインコンロに眼を輝かせるウチのつれあいですが、優に15万円超えの代物で予定外の支出に気が重いです。それにしても歳月を感じさせるコンロまわりのデザインだこと...
目次
ガスコンロの価格相場を調べた...ピンからキリまで
壊れてからあらためてガスコンロの市販相場を眺めてみると...
「メーカー希望小売価格」に対して市場で実際に販売されている「実勢価格」というモノがありますが、どうやらガスコンロ業界ではこの価格差が甚だしく...「メーカー希望小売価格」に対して、新製品価格は1/2、旧製品価格は1/3、未使用品価格に至っては1/4程にもなる場合があることがわかります。
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メーカーや細かな仕様の違いはあるが、おおまかに言うとこんな感じに理解しております。
グレード | スタンダード 5万円前後 |
ミドル 10万円前後 |
ハイグレード 15万円前後 |
実勢価格 | 3〜5万円 | 6〜8万円 | 10万円 |
中古 ・未使用品 |
2〜5万円※ | 5〜8万円 | |
仕様 | メタル天板〜 〜デジタル火力制御 〜Wワイド火力バーナー 片面焼きグリル |
ガラス天板 デジタル火力制御 Wワイド火力バーナー 〜両面焼きグリル |
ガラス天板 デジタル火力制御 Wワイド火力バーナー 両面焼きグリル 換気連動 |
※ヤフオク、メルカリ調べ
昭和なレトロスタンダードは製造年月が古すぎて論外だし、ネオ昭和風に機能限定な廉価版製品も結局それなりの金額になります。仮に交換予算2〜5万円とすると「テーブル型ガスコンロ」なら誰でも設置交換ができるのでまんま製品購入予算にできます。
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パロマ ガスビルトインコンロ Sシリーズ
ガラスコート天板 /両面焼きワイドグリル
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ノーリツ ビルトインコンロ N3GT2RVQ1
メタルトップ天板/片面焼きグリル
ガスコンロ選びに必要な基礎知識
ガスコンロの種類
テーブル型 | ビルトイン型 | セクション型 |
キッチンスペースに独立して据置き設置するタイプ。 →スペース寸法内に収まる大きさのガスコンロ選びで自前交換もOK。 |
システムキッチンに埋め込み設置されたタイプで、業界規格寸法で設計されてる →<幅60cm><幅75cm>の2種類でメーカー間で互換性があり交換可能。※ |
オリジナルキッチン設計に合わせてガスコンロが一体化した特殊なタイプ。 |
※ビルトインガスコンロの下に、ガスオーブンが設置されている場合などは、工務店等に要相談となる場合もある。
使用するガス種が プロパンガスか 都市ガスか
自宅で使用しているガス種が分からない場合、ガスコンロに貼られたラベルを確認すればいい。ラベルに<LPG>と書いてある場合はプロパンガス、<12Aまたは13A>と書いてある場合は都市ガスだ。ラベルにはガスコンロの製造年月が記載されている場合が多い。新調するガスコンロの製造年月は新しいに越したことはないが、2〜3年落ち流通在庫品はフツーにあるし、特価品ともなると4〜5年落ちのモノが販売されています。※廉価版新築マンションとかだと新築でもガスコンロが5年落ちだったなんてこともよくあるらしい。いづれにしても消耗品や故障時のサポートを考えると購入するガスコンロは安いと言ってもせいぜい4〜5年落ちのものにしたい。
ガステーブルはジブンで設置できるのだが...
ガスコンロの交換設置は、「テーブル型ガスコンロ」なら誰でも設置交換ができるのだが、「ビルトイン型ガスコンロ」ではガス取扱免許を持つ者しか出来ない決まりごと。
ちょっと納得し難い感じもするが...そういう法律です。
あれこれ考えるより「ガスコンロ調達と工事を一括で」引き受けてくれる店に頼みたくなるのがフツーの人情らしいですが、現在ではエアコン同様、ガスコンロの交換設置工事のみを格安で引き受けてくれるお店や事業者が1万円前後の工賃で簡単に見つけられますから、ネット販売で製品本体だけ探して購入するのがやはりイチバンお買い得と言えます。
新機能満載な最新ガスコンロ
20年くらい昔は、ほとんどが ”昭和版ガスコンロ”機能のアナログなグレードアップ版に過ぎなかったのだけれど、10年くらい前からデジタルな要素、新素材な要素に新しいアイデアが融合して、新機能満載なガスコンロを多くみかけます。
・超高温〜とろ火まで、温度指定まで出来るデジタル火力制御を実装
昔は天ぷら鍋の過熱防止くらいにしか使われなかった温度センサーを利用して設定温度をキープするよう火加減を自動調節してくれたり、タイマー機能で設定時間に自動的に消火してくれたりします。
・高火力バーナーを複数実装、超高火力バーナーも!
昔の3口ガスコンロのスタンダードは、火力の大・中。小 で別れていましたが、現在のは使い勝手に合わせて 高火力バーナーを複数実装したり、併せて”とろ火”機能も付加したりするグレードも選べます。さらに4510kcalの超高火力バーナー(従来の高火力バーナーが3610kcal、中火力バーナーが2550kcal)を搭載するハイグレードモデルも登場。
・見た目もスタイリッシュ、清掃にも優れたガラス天板仕様も!
昔のガスコンロはごとくがじゃまでとにかく掃除しにくい。これがフラットトップになりガラス天板仕様ともなれば、油ハネや吹きこぼれもすぐに清掃できます。見かけ以上に便利そうなのですよ。
・無水両面焼きグリル!
上下バーナー装備の両面焼きグリルならば 焼き鳥も焼き魚もひっくり返す手間から開放されます。タイマーと併せればウッカリ焼き過ぎる...という失敗もありません。
我が家の選択〜「最新装備のミドルクラスの未使用品」
「最新型・新品」購入にこだわれば スタンダードクラスからの選択に傾きそうですが...探せば付加機能が充実しているミドルクラスからでもギリ購入可能です。近代装備のお得製品を購入するなら、ズバリ展示場外しなどで比較的製造年月新しめのミドルクラスの未使用品、な気がします。販売店の正規取引でない場合が多いので保証を受けられないデメリットはありますが、実勢価格の1/2程度で入手できる可能性があります。我が家としてはパロマ、リンナイ、ノーリツ何処を選んでも大きな性能差があるとも思えないので、装備グレードと価格で選択することにしました。
丹念に探すと未使用新古品で3〜4万円も...
ハーマン(ノーリツ)で実勢価格5〜7万円の製品ながら、仕様的にはミドルクラスの機能を全て搭載してます。2018年10月と製造年月も比較的新しめの未使用品。消費税や送料コミコミ価格で28,800円なら上出来です。
くらしのマーケットにWEB予約して設置工事依頼 交換設置にはガス取扱免許者に頼むしか無いですが、くらしのマーケットで設置・交換工事だけ請け負ってくれる業者さんに頼みます。住んでるエリア選択して対応できる業者を選択、希望日時を打ち込んで予約可否の連絡を待つ.... 夜中に申し込んだら朝方にはOK、2日後に交換作業の予約成立です。
「工事1時間くらい」と聞いていましたが、実際の作業は30〜40分くらいでした。
ガスコンロ設置交換:総計38.800円
料理が旨くなるわけではないですが、なんだか美味しいモノが作れそうです。
2022.10.18追記
ロッピングはホントにお得なのか?
我が家のガスコンロ交換が終わった翌週、ロッピング(TVショッピング)に我が家が交換設置したまんまの仕様(型番は違う)のメーカー・ガスコンロの販売がオンエアー、偶然見かけて「これは早まったかな...」と舌打ちしながら視聴
ロッピングで買った場合:99,900円
↓
我が家の選択:38,800円
「メーカー希望小売価格」とか「標準工事費」とか、実勢価格の3倍だし
ロッピング特価は、特価品+くらしのマーケット総額の2.5倍です。