カングー 遅ればせながらKangoo ZEN EDC試乗〜ユーザーはみんな知ってる「実は凄いブレーキ性能」
ルノー・ジャポンからメールを貰っていたので、遅ればせながらKangoo ZEN EDC に出掛けて来ました。前日に9年前我が家のカングー納車担当で巡り巡って元のお店に現在舞い戻っているMr.S氏に「試乗予約要ります?」と電話すると「お客さん多いと思いますが特に要りませんよ、買ってください!」とのことだったので、とりあえず朝イチバンに入店。
パッと見、H13年にマイナーチェンジしたカングー2まんまなので新鮮味は全くありません...昔のレモンイエローに遥かに及ばないどんよりしたクリーム色の試乗車なのでなおのことです。今日はEDC + 1.2Lターボってどんなだろう? が試乗動機ではありますが、実のところウチのつれあいが実際に乗ってみて大丈夫か?違和感ないか?がホントの目的。チョロっと近所を乗ったくらいでは”性能”なんて分かりません。
いざつれあいの試乗でジブンは後席「大丈夫かなぁ...」我が家の2007カングーを通勤で毎日乗ってるとは言え、3ナンバー車にモデルチェンジして大きくなったカングー2を運転するのは初めてです。
まぁ心配は杞憂に終わって、つれあいの評価は「すぐ買おう!」くらい高いのですが、先週車検から帰ってきた我が家の2007カングーには後2年頑張ってもらうつもりです。
EDC は旨く出来たCVTか?と思うくらい変速ショックを吸収してスムースだし、1.2Lターボの加速も我が家の1.6L-K4Mエンジンより確実に力強く、あたりまえに国産車と同等に静か...ただウチのつれあい的には「アクセルが重い!」らしく、そのせいで出足が悪いと錯覚するらしい。そしてブレーキは「オウップ!」と声が漏れるほどに良く効くのだと。
国産車に比べて概ね外車のブレーキは良く効きます。我が家の2007カングーの小ぶりな(259mm ベンチレーテッド・ディスク / ドラム)でも初期制動のゲインだけなら現行国産車の比で無いくらい良く効きます。そしてが現行カングー(
280mm ベンチレーテッド・ディスク/ 274mm ソリッド・ディスク)だとトヨタ86の全力制動にタメハルくらい効いてくれます。
「ドイツの自動車雑誌にオートモーターアンドスポーツ(AMS)というものがあります。AMSのブレーキテストで『1人乗車で時速100km、10回フルブレ-キで停止し、10回目の距離を測る』というものがあるそうです。
新型カングーはこのAMSのブレーキテストでは39mの結果を出しました。旧型よりも11mも短い距離で止まれるんです。因みにこのテスト結果はポルシェケイマン(35m)にかなり近い数値です。」
国土交通省:自動車総合安全情報サイト(http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/index.html)に掲載されているブレーキ性能試験の結果によると....
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/car_h27/data/pamphlet_car_h27.pdf
現行カングーは、200kgも軽いトヨタ86(車両重量:1260kg)と同等以上の制動力を持っている! ただ、両者ともエコタイヤ銘柄が標準ながら「計測場所も環境も違うから一概には比較出来ない」かもしれません。ちなみに国産車で40mを切る制動力を計測しているクルマは稀です。
峠の下りはカングー速いです。
国産車はバックミラーにルノーバッジが見えたら道を譲ってください。