カングー 初警告灯と3速固定の検証〜NUTEC製ATFに交換しました〜なるほどなるほど...

昨年9月にASH製ATFに交換して良好なアクセルレスポンスに感心していたら寒さが増した11月に初の”SERV警告灯&3速固定”を発症、症状が悪化する前の早いうちに定番のATミッション廻りのメンテナンスも考えたんですが、試し試し騙し騙し走って暖かくなってきた3月になると発症が減り、夏場は全く発症しませんでした。果たして応急メンテだけで自然治癒したんだろうか?

そんなことありません

10月下旬並に気温降下した早朝ドライブ
最寄り高速入り口から加速を開始してまもなく
3速固定は実に久しぶりにのっそりやってきました

2soku

カングー一般に発症する”SERV警告灯&3速固定”の原因にはあたらないかもしれませんが、我が家のカングーの場合はやはりATFオイルの粘度特性に起因しているとの見たてがビンゴっぽいです。

というわけで朝晩涼しくなってきた先日(現行ASH製ATFから従来長期間使用していた)NUTEC製ATFへの交換(8L:2回交換作業)を実施いたしました。昨年ASH製に交換して1年、15,000km経過時点となります。

 41-poXhol-L._SY300_  ash_vfs_atf

(メーカーコメント)

通常のATFに比べ低フリクション、高い極圧性、高伝達効率、高温粘度の安定化、優れた耐酸化性等を持っています。

(メーカーコメント)

一般的なATFがシフト感を無くすためにクラッチを滑らせるようにしているのに対し、余分な滑りを出さないようにコントロールしたATFです。

特性、ドライブフィールともに性格が真反対なATF

 

現在検証中です

交換後の走り出しは良くも悪くもNUTECです。過度なレスポンスは期待出来ない代わりに滑らかさと中回転以上での伸び切り感はASHより上質です。また変速時の段付きはNUTEC製の方がやはり解りやすいみたいです。

いちばん変わったのはATFオイルがまだ冷えてる冷寒始動時のATミッションからのゴロゴロ音(走行開始するとまもなく消える)がほとんどしなくなったコトと、騒音自体も静かになりました。「やっぱりカングーのATミッションDP0にASHは硬すぎるんだなぁ」を実感します。

ちなみに”かつて”ルノー・ジャポンはNUTEC製ATFを推奨オプションとしていましたが、現在は純正品(elf製)に対するアドバンテージはないという判断で正規取扱いを中止しています。ただ当初純正品時のフィールはかなりもっさりしていたのとNUTEC製で10万km以上過ごした信頼感で、我が家では純正品に戻す選択肢はありません。

さぁて秋から冬場に掛けて”SERV警告灯&3速固定”は再発するのでしょうか

 

冷え込んだ早朝でも問題なし

NUTEC製ATFに交換して2週間、蔵王にオートキャンプに出かけた早朝、10℃以下に冷え込んだ山中でのコールドスタート、変則が慌ただしい登坂にも再発する兆候はなく既に1,000km走行です。

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